無痛分娩とは? 当院は無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)登録認定施設です。 兵庫県のJALAへの公開登録認定施設 https://www.jalasite.org/area/6_28_0 無痛分娩(むつうぶんべん)とは、出産時の痛みを和らげる方法の一つです。硬膜外麻酔(こうまくがいますい)という麻酔を用いて、陣痛の痛みを軽くすることが一般的です。「完全に痛みがなくなる」というよりも、「痛みを我慢できる程度まで軽くする」ことが目的です。 方法 背中から細いチューブ(カテーテル)を入れて、硬膜外という場所に麻酔薬を注入します。これにより、腰から下の感覚がやや鈍くなり、陣痛の痛みがやわらぎます。意識ははっきりしており、赤ちゃんが生まれる瞬間もしっかりと感じることができます。 無痛分娩のメリット • 強い陣痛の痛みを和らげられる • 体力の消耗を抑えられ、出産後の回復が早くなることがある • 落ち着いた気持ちで出産に臨める 考えられるリスク・副作用 • 血圧の低下 • 頭痛(硬膜穿刺後頭痛) • 足のしびれや力が入りにくくなることがある • ごくまれに、麻酔が効きにくいことや、麻酔による合併症が起こることもあります 麻酔は、経験のある麻酔科医または産科医が行います。安全に配慮しながら、状態を見て慎重に進めます。 注意点 • 麻酔の処置を行う前に、食事制限などの準備が必要な場合があります。 • お母さんの体の状態や分娩の進行状況によっては無痛分娩ができないこともあります。 • 無痛分娩は自由診療または保険外診療となる場合があります。 費用については事前にご確認ください。 ________________________________________ 当院では、これまでの産婦人科診療における経験を踏まえ、より安全に、より快適な子育てにつながる出産を目指して、必要不可欠な方へは無痛分娩を提供しています。2次救命処置まで対応できるよう、スタッフ一同、日々精進しておりますので、ご希望の方は安心していらしてください。 ご不明な点がありましたら、医師やスタッフにお気軽にお尋ねください。 |